びわ湖賛歌
現在、大津市においては庁舎整備基本構想の策定に取り組まれています。災害対応拠点でありながら本館・別館は庁舎として必要とする耐震性を有しておらず、早期の整備が待ち望まれますが、狭隘化に対する対応も喫緊の課題となっています。先日、本館3階にあった子ども家庭相談室が新館1階に移動しましたが、業務内容に見合った執務スペースとなるよう、限られた床面積を効果的に活用いただきたいと考えます。
ちなみに、本館1階にあるカード交付推進室はもともと自治協働課・協働のまちづくり推進室の執務スペースでした。
自治協働課・協働のまちづくり推進室が移動した先は別館2階、スポーツ関連部署の執務室スペースであったフロアであり、同関連部署は旧市立大津市民病院付属看護専門学校のあった建物に移転をしています。
リンク:スポーツ関連部署の執務室を移転します(大津市ホームページ)
リンク:大津市役所 庁舎フロアー図について(大津市ホームページ)
大津市は公共施設マネジメントを推進するにあたって、市有施設の面積を減らすことを目指していますが、市民サービス、業務内容に見合った適切な面積は確保されるべきであり、削減そのものを目標にする必要はないと考えます。
スポーツといえば、令和7年、第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会の開催が予定されています。
別館の3階は昭和56年に第36回国民体育大会(びわこ国体)ならびに全国障害者スポーツ大会の前身である第17回全国身体障害者スポーツ大会(びわこ大会)の開催準備にあたって増築されたと認識しています。
もともと、本庁舎別館は2階建てでした。
皇子山総合運動公園内にある国体記念広場には噴水が整備されています。
彫刻家・山田良定氏の作品「びわ湖讃歌」が展示されているのですが、噴水は長らく故障したままとなっています。
今から8年前の12月10日、「びわ湖賛歌」というタイトルでブログを記しています。
下記に記事の内容を転載します。
【びわ湖賛歌】
質疑・一般質問3日目。本日は7名の議員が登壇されました。
昨日に引き続き国民体育大会の主会場誘致に関する質問がなされましたが、 びわこ国体の開催を記念して設置されたモニュメントである「びわこ讃歌」は水が止まった状態が続いています。
「びわこ賛歌」は日展の理事などを歴任され、日本芸術院賞を受賞された故・山田良定(りょうじょう)氏の作品です。
石山高等学校で教諭を務められていた時期もあり、私の両親は大変お世話になっています。
私自身も同窓会でご挨拶をさせていただいたことがありますが、多くの先輩方から「りょうてい先生」と親しみと尊敬をもって呼ばれておられたのが印象に残っています。
「びわ湖賛歌」は皇子山総合運動公園内にあり、京阪電鉄・別所駅に隣接をしています。
仕事で煮詰まったり息抜きがしたくなると、市役所を出て国体記念広場を訪れることがありますが、噴水が適切に維持管理されていないことを大変残念に思っています。
大津市民にとっては大切なモニュメントであり、後世に引き継がれるべき芸術作品でもあります。
びわこ国体が開催された意義を多くの市民に知っていただくためにも、何らかの対応が必要であると考えます。
・・・・引用終わり・・・・
あらためて読み直しましたが、当時と同じ思いです。
大津市は令和7年の次期大会を見据え、維持管理方針を明らかにされるべきと考えます。