防犯研修会
10月25日、滋賀学区防犯協会の主催にて、平成30年度同学区防犯研修会が開催される。特殊詐欺については、平成30年度9月末までの被害が県下73件、被害額約2億2百万円(大津市20件、被害額約9,681万円)であったと知り、広報・啓発活動の重要性を再認識いたしました。
下記は防犯アドバイザー(滋賀県警察OB)からアドバイスのあった被害にあわないためのポイントです。(配布資料転載、一部要約)
被害が無くなることを願い、掲載させていただきます。
〇被害にあわないためのポイント
~今欠けている犯罪への「危機意識」「抵抗力」をつけるために~
①相手はプロ。他人事だと思っていると簡単に騙され、動揺、不安、恐怖心からパニックになり、相手の思うつぼに。
ポイント⇒世界に誇る日本の治安。それだけに、犯罪被害にあうのは「ヒトゴト」の意識。災害も犯罪も「備えあれば被害なし」
②実在の役所や会社、銀行等を名乗る‥個人宅にそんな電話は少ない。一息ついて「待てよ」と。一度は疑ってみる。
ポイント⇒「今は非常事態。アポ電話は被害30倍も」「冷静に考えればおかしな話」「電話だけでなぜ信用」‥確認を。
③今こそ、地域、人、家族との絆を!気にかける、声をかける‥相談すればまずセーフ。「遠い親戚より近くの他人」
ポイント⇒犯罪者からすれば、赤子の手をひねるようなもの。家族や周りの人に「気をつけて。すぐ相談して」‥声かけを。
④有料サイトの未納料金などのメールや架空請求のハガキは無視。覚えがなく契約もない請求は法的に無効。
ポイント⇒インターネットにおける契約は「電子消費者契約法」で保護。売買契約等は本人の内容確認・同意によって成立。
⑤詐欺電話の多くは03、0120の局番で始まる。ナンバーディスプレイ電話にし、非登録は出ない。
ポイント⇒詐欺だけではない。迷惑電話や悪徳商法をシャットアウトするためにも、ナンバーディスプレイ電話を。
⑥電話でお金のことを言えば詐欺。あの手この手の脅しもただの脅し⇒心配無用。怪しい、不安、怖いと感じたら警察へ。
ポイント⇒電話やメールで「お金を払え」「払う」「振り込め」「送れ」「貸す」「引き出せ」「預かる」は詐欺と思って間違いなし。