【所管事務調査】
9月23日、教育厚生常任委員会に出席。議長から付託された議案の審査に先立ち、20日に開催された予算常任委員会教育厚生分科会における、私からの質疑に対する答弁について、教育委員会及び福祉子ども部から発言の訂正がありました。
本来あってはならないことですが、審査終了後、委員(議員)からのあらためての指摘により、答弁内容が誤りであったことを認識されることがあります。
予算を含め、議会に提出される議案については、執行部に明確な答弁を求めるものです。
また、答弁者以外の説明員が誤りに気付かれていたのであれば、その場で訂正されるべきです。
上記を含め、当たり前のことですが、あえて申し上げます。
審査終了後、大津市立幼稚園における3年保育実施の年次計画・大津市立幼稚園規模適正化に向けた実施計画(案)について、所管事務調査を行いました。
私からは、「再編に先駆けて実現する3年保育の実施後、4歳児の園児数が3年連続して、適正規模である20人を下回った場合については、近隣の幼稚園との再編を行います。」という再編基準について、執行部の見解を求めました。
通園区域が広域となる園については、自動車通園や通園バスの導入に向けた準備や検討が必要となります。
地域の実情に応じた通園のための支援方策については、大津市だけの考えで実現できるものではなく、方針決定から1年にも満たない期間のなかで、保護者や地域住民の理解をえることは極めて困難です。
望ましい幼児教育環境を保証することを目的とするのであれば、期限ありきでの拙速な再編とならぬよう、十分に留意されることを求めました。
また、パブリックコメントについて、丁寧さに欠ける回答が見受けられました。
意見が寄せられた当該地域においては、大津市の考え方を丁寧にお伝えされたと説明を受けましたが、そういう問題ではないと考えます。
午後からは、大津市立図書館の現状と課題をテーマとして、和邇図書館と本館の現地視察を行う。
この日の調査にあたっては、図書館運営をサポートくださっている市民ボランティアの方々と意見交換をさせていただき、調査に臨ませていただきました。
貴重なご意見、ご指摘をいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
健康づくりをテーマとした展示において、健康保険部から情報提供がなされていました。
今後の図書館のあるべき姿を考えるうえにおいて、評価すべき取り組みであり、他の部局においても、もっと積極的に図書館を活用されるべきと考えます。
図書館ビジョンの策定にあたっては、教育委員会のみならず、大津市をあげて取り組んでいただきたいと提言いたしました。
図書館サークルとの協働で実現した「この本を見て作りました」の展示には、作品をつくられた作者の想いが込められていました。
暮らしに根差した素晴らしい企画展示だと思います!!
和邇図書館においては、収蔵スペースが不足しています。
館内においては会議室や車庫、館外においては防災倉庫の1階部分が転用されています。
他館においても同様に不足していることから、あるべき姿を整備計画の中で検討いただきたいと考えます。
本館エントランスホールには、南滋賀で活動されている「ヤッサシイ会」さんが制作された「カエルの音楽隊」が展示されています。
カエルも楽器も竹細工でできており、その精密さに多くの委員が感嘆の声をあげておられました。
大津市立図書館本館は、今年で開館35周年を迎えます。
市民と共にある図書館として、よりビジョンが策定されるよう、これからも提言を重ねてまいります。