【被災建築物応急危険度判定】

  日本建築防災協会(対応窓口:滋賀県)からの要請により、公益社団法人滋賀県建築士会の一員として、熊本市内において被災建築物の応急危険度判定業務に従事してまいりました。

応急危険度判定とは、地震により被災した建築物について、その後の余震等による倒壊、外壁・屋根材・窓ガラスの落下などによる二次災害を防止するため、建築物の安全性を応急的に判定し、立ち入りの可否を住民の方に情報提供するための調査であり、その判定結果については、付近を通行する歩行者にも分かりやすいよう、見やすい場所に「判定ステッカー」を表示することになっています。
罹災証明の認定や被災度区分判定とは異なる視点での調査であり、現地においてはコーディネーターの指示に基づいて判定・報告が行われることになります。

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4月29日から5月1日の3日間、4班体制(2人で1班)で計237棟、私自身はこのうち70棟の判定を行いました。
構造種別毎に3種類の調査表が用意されており、一見して危険と判定される場合においては、その時点で総合判定を行うことになります。
おなじ危険のステッカー(赤色)であっても、その要因は様々であることから、住民の方に分かりやすいよう、注記欄に明記することを心がけました。

この度の経験を大津市の防災対策に活かすことが出来るよう、気持ちを新たに努めてまいります。

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