【まちづくりフォーラム】
10月17日、大津市生涯学習センターで開催された、平成27年度大津市都市計画マスタープランまちづくりフォーラムに出席。都市計画審議会における議論を振り返りながら、講師の基調講演を拝聴しました。
基調講演の後、進行役を務められた専門部会部会長から発言を求められましたので、拠点エリアとその周辺地域を結ぶネットワークのあり方について、補足で説明をいただきました。
国においては、「コンパクトシティ+ネットワーク」をキーワードとしたまちづくりを標榜し、大津市においてもこれを前提としてプランの検討が進められていますが、持続安定的に公共交通事業が確立されなければ成立しない都市構造であり、概念だけが独り歩きしてはならないとの考えを新たにしました。
大津市の場合、都市計画区域の8割以上は市街化調整区域であり、多くの市民が住まいをされています。
「コンパクト」と位置づけられたエリアの居住性を高めることも重要ですが、既存集落におけるコミュニティーの維持・再生にも取り組んでいく必要があります。
豊かな自然や歴史文化資源を身近に感じられる地域において、新たな価値の創造がより一層図られるよう、努めてまいります。