【合流式下水道改善事業】
7月23日、合流改善水処理施設の竣工式が行われました。平成19年度の建設工事開始から7年の歳月をかけての竣工であり、平成22年度には所属をした施設常任委員会でシールドトンネル内の視察を行いました。琵琶湖の水質保全に大きな効果を発揮する施設であり、代表的な水質指標である生物化学的酸素消費量(BOD)や化学的酸素要求量CODは大幅に改善されることになります。
合流式下水道とは、浸水対策と生活排水の処理も兼ねて、「汚水」と「雨水」を一本の下水道管で排除する方式です。
この方式は、一定以上の雨が降ると、薄まってはいるものの、未処理の下水が琵琶湖に流出するおそれがあり、かといって現状の合流式を分流式に変更しようとすると、多くの工事とより膨大な事業費が必要となってきます。
この度の工事によって、琵琶湖に放流する管の途中に分水人孔が設置され、一定量の水は貯留管から高速凝集沈殿処理施設で処理されることになります。
琵琶湖をより美しくするためのプロジェクトであり、工事の竣工を大変嬉しく思いました。