【びわこ大津草津景観宣言】
「びわこ大津草津景観宣言」の調印式を傍聴。調印に先立って開催された「びわこ大津草津景観推進協議会」の設立式においては、両市の対岸景観、旧東海道でつながる歴史的景観、屋外広告物行政について連携をしていく方針が確認をされました。今後は、「びわこ大津草津景観基本計画」の策定を目指して調査・研究を開始されるとともに、景観法第15条に基づく協議会への移行を目指していくことになります。
上記基本計画を両市の景観計画、条例に反映させることができれば、宣言に記された理念を両市の景観施策に反映できるものと高く評価するものです。
両市の連携が図られるよう、大津市議会議員、滋賀県建築士会の会員として活動を継続してまいりましたが、これからは次世代をより意識した提言や提案を行ってまいります。
この日を迎えられたことを、心から嬉しく思います。
びわこ大津草津景観宣言
琵琶湖南岸の大津と草津は隣どうし、「いそがばまわれ」のことわざを生んだ旧東海道と宿場町などの歴史文化、そして「近江八景」に象徴される景観でつながっています。
両市はともに琵琶湖のさざなみをながめ、四季や一日の移ろいが美しく映えるやまなみや田園など、互いに眺望しあう関係にあります。それぞれの市民が潤いと安らぎのある自然の中で生活をいとなみ、歴史あるまちなみに親しみ、にぎわいのある都市の景観を築いています。
両市の市民が手を結ぶことで、良好な景観資産を維持し、新たに創出した美しい景観ともども、次世代へ手わたすことができます。
わたしたちは、大津市民・草津市民が互いに協力し、価値の高い景観の保全と新たな創造に取り組み、いっそう愛着と魅力あるものとして未来につなげていくことを、共同でここに宣言します。
平成25年11月2日
大津市長 越 直美 草津市長 橋川 渉