【再発防止に向けた取り組み】
公金外現金横領事件再発防止検討委員会が作成した報告書を熟読する。元職員が外部団体会計で管理している公金外現金及び所属した課の親睦会会計それぞれの銀行口座から無断で出金し、550万円を超える金額を横領していた事件を受けてのものであり、再発防止に向けた取り組みは8項目に及んでいます。
上記報告書においては、「公金外現金については、公金外現金事務処理要領をその取り組みの基本として、様々な確認事項を行い、その取り組みを適切に機能させていれば、横領が行なえない仕組みに、もし職員が、計画的、意図的に所属長等の目を盗み犯行を行なったとしても、速やかに発見できる仕組みとなっています。」と記されていますが、横領が行われ、速やかに発見できなかったのは、定められたルールが守られていなかったことについて、適切な措置が講じられていなかったからです。
実行されてこその再発防止策であり、取り組みは継続されなければなりません。
報告書は今後、二度とこのような事態を起こさないためにも、コンプライアンスやリスク管理の徹底を図るため、内部統制の充実を目指し、本市職員に対する市民の皆様の信頼の回復に向けて全力を傾注していくという言葉で結ばれていますが、過去の議会答弁にもあったように、事なかれ主義を廃しなければ真の再発防止は図れないと考えます。