皇子が丘公園の現状

8月18日、皇子が丘公園の現状について調査を行う。 テニスコートに隣接する駐車場の出入口付近に単管バリケードが設置されていました。管理事務所に理由を伺ったところ、適正な利用がなされていないとの苦情が寄せられることから閉鎖しているとのことでした。
 

 
出入口に設置された看板には、「この駐車場は、身体の不自由な方、身体内部に障害を持つ方、妊娠中の方などのための駐車場です。一般の駐車はご遠慮ください。」と記載されています。
 

 
舗装面の劣化が著しく、シンボルマークも消えかかっています。
コーンバーやクランプの外れたA型バリケードが散乱しており、適正に維持管理されていないと感じました。
 

 

 
周辺にはテニスコートを利用する市民が自転車を止めるスペースが確保されていません。
また、園路に数台のバイクが停められていましたが、フロントカバーが外れているものもありました。
また、公衆トイレの屋上には雑草が茂っており、雨水が適切に排水されているのか、心配になりました…。
 
大津市は公園利用の実態について、指定管理者と連携を図りながら調査されるべきと考えます。
現状を常態化させるべきでないと考えます。 
 

 

 
なお、体育館前には「思いやりパーキング」の整備がなされています。
 
令和5年3月、国土交通省は「車椅子使用者駐車施設等の適正利用に関するガイドライン」を策定しています。
不適正な駐車対策として、視認性を高めることが取り組み事例にあげられています。
大津市においても参考にされるべきと考えます。
 


 

 
公衆電話が故障していました。
大地震発生時、皇子が丘体育館が避難所として開設された場合、多くの利用が見込まれます。
指定管理者に電話ボックスの場所をお伝えしました。
 

 

 
これまでの間、ユニバーサルデザイン遊具の設置を提言してきました。
誰もが安心して遊べる遊具が増えれば公園の魅力も高まると考えます。
 
 

 

 
第36回国民体育大会及び第17回全国身体障害者スポーツ大会が開催された昭和56年、大津市は皇子が丘公園の由来を記した石碑を設置しています。
 
「この公園が、市民のための公園として、これからも広く親しまれ、発展することを願ってやみません。」
 
最後の一文を読み、身の引き締まる思いがいたしました。

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