PCR検査体制の充実に向けた大津市地域外来・検査センターの設置について(R2.6)( R2. 6)

質問

令和2年度6月補正予算において、4ヵ月間、ドライブスルー方式による検体採取を大津市医師会への委託によって、実施するための経費が計上されています。大津市地域外来・検査センターの設置に向け、ご尽力くださった医療関係者の皆様に心から敬意を表し、深く感謝を申し上げます。

検査時間は、平日の月曜日から木曜日の午後2時から午後4時、完全予約制のもと、1日あたり10件程度の検査を予定されています。あわせて、民間の検査機関における検査は1日あたり最大50検体分まで可能と説明を受けていますが、今後、感染状況の拡大に応じて、10件を超える検査は可能となるのでしょうか。
 

次に、検査対象者の周知について質問します。大津市地域外来・検査センターは事業の緊急性を踏まえ、補正予算の採決に先立ち、6月3日から開設をされています。大津市ホームページでの案内では、検査対象者は大津市民で、かつ、大津市医師会員の医師による診察を経ており、地域外来・検査センターでの検査を医師が必要と認めた方及び運転又は親族による運転の同乗により、4輪自動車で来所可能な方とされています。

 
電話や情報通信機器を用いた診療も含まれるのであれば、受診可能な医療機関とあわせて案内された方が市民にとってより分かりやすく、また、様々な事情から、親族による運転での来所が困難な方もおられるという認識のもと、検査対象者を周知されるべきと考えます。本市は今後、どういった点に留意をし、検査対象者の周知を図っていくつもりなのか、見解を求めます。

 

答弁:健康保険部長

検査の件数についてでありますが、現在、地域外来・検査センターにおける検査は鼻咽頭ぬぐい液の採取による方法であることから、1日あたりの検査は10件程度となっておりますが、国の方針として唾液によるPCR検査が認められたため、今後、民間検査機関における検査資材調達など、唾液による検査体制が整った際には、検査所要時間の短縮が図れることから、1日あたりの検査件数の増加は可能であると考えております。

 

次に、検査対象者の周知についてのうち、電話や情報通信機器を用いた診療の周知についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、発熱等の症状のある方が地域の診療所等を受診される場合には、電話による事前相談・予約をお願いしているところであり、電話や情報通信機器による診療の適否につきましては、その際に医師の個別の判断が必要となることなどから、今回のホームページ等による周知はしておりません。

 

次に、親族による運転での来所が困難な方への周知については、大津市地域外来・検査センターの設置目的は、検査機会の拡充による感染拡大防止であり、感染を疑われる方からの接触感染の機会を可能な限り減らすためドライブスルー方式で実施しており、ホームページ上では利用を限定した内容としているものでございます。

なお、自動車での来所が困難な場合で、医師が検査が必要と判断した場合は、原則として従来の帰国者・接触者外来での対応となります。受診の際、医師にご相談いただくこととなるため、そのことについては改めて周知してまいります。

 

再質問

検査対象者の周知についてです。例外なく家族の、親族の運転でなければ来所いただけないと認識させていただかなければならないのでしょうか。それとも、個別の事情を改めて事前に説明させていただければ、対応していただけると理解すればよいのでしょうか、改めて見解を求めます。

 

 

答弁:健康保険部長

親族と限らせていただいたのは、もともと、親族であれば濃厚接触者と推定されます。できるだけ濃厚接触者を増やさないという観点でそのようにさせていただいているのですが、例えば親族以外の方と常に同居されている方であるとか、そういった方は濃厚接触者というふうになり得ますので、そういった例外も当然出てきますことから、ホームページの周知の仕方については、その点、踏まえて改善をしていきたいというふうに考えております。

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