近江八景と旧東海道でつながる草津市と連携したまちづくりについて( H24. 12)
質 問 (大津・草津湖上サミットについて) |
平成24年11月24日、草津市主催による「くさつ景観フォーラム」が開催され、「守り育てよう、広がり、つながる景観」というテーマのもと、大津市長と草津市長による対談が行われた。両市長による対談は、9月に開催された「大津・草津湖上サミット」に引き続いてのものであり、連携イベントとして実施された公益社団法人滋賀県建築士会大津地区委員会・湖南地区委員会主催による「近江の街道でつながる琵琶湖の風景~旧東海道・旧中山道景観ラリー~」においては、市民を含めた多くの参加者が旧街道の歴史を学びながら草津宿本陣を目指して歩かれるなど、両市にまたがる広域景観のあり方を考える上で大変有意義な機会になったと考える。
大津・草津湖上サミットにおいては、旧東海道でつながる歴史的景観、屋外広告物行政などについて連携を強化していく方針が確認されたが、「くさつ景観フォーラム」においては、そのために必要となる具体的な組織のあり方についても意見が交わされた。大津市は今後、どういった組織を草津市と立ち上げ、共有すべき理念を構築していくつもりなのか、見解を問う。
答弁:市長 |
本年9月に開催した「大津・草津湖上サミット」では、橋川草津市長と湖上からの景観を眺望し、矢橋の帰帆や三井の晩鐘といった近江八景に描かれた湖岸の景観を保全するには、対岸の景観を意識した連携が必要であることを強く感じたところである。また、湖上サミット終了後、引き続き行われました橋川市長との意見交換会では、両市の取り組みを通じ、旧東海道でつながる歴史的景観や屋外広告物行政等についても連携が必要であることも確認させていただいた。
さらに、11月の「くさつ景観フォーラム」で、公益社団法人滋賀県建築士会の主催で同日に開催された旧東海道・中山道景観ラリーの参加者をフォーラム会場でお出迎えしたが、市民や事業者の皆様とともに活動することにより景観に対する気運を高めることが重要であることを改めて認識した。そして、引き続き行われた景観ディスカッションでは、連携の継続、さらに協議会の設置に向けた取り組みを話し合い、橋川市長とかたい握手を交わさせていただいた。この協議会では、両市で取り組む対岸の景観や旧東海道でつながる歴史的景観、屋外広告物行政等についての連携を推進していきたいと考えている。今後は、連携のための基本理念の明文化や、その理念を実現するための協議会の設置について、草津市との協議を進めていく。