横断歩道ハンドサイン運動の推進に向けた取り組みについて( R4. 12)
質問
一般社団法人日本自動車連盟は令和4年8月に信号機のない横断歩道における歩行者優先についての実態調査を全国で実施され、同年10月にその結果を公表されました。歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車の率は滋賀県では33.3%との結果であり、全国平均である39.8%を下回る結果となりました。道路交通法第38条第1項において、ドライバーは、横断歩道を横断中または横断しようとする歩行者があるときは、横断歩道の直前で一時停止して、その通行を妨げてはいけないと定められているにも関わらず、67%の車両が一時停止をしなかったことになります。
現在、全国的な取り組みとして「横断歩道ハンドサイン運動」が広がりを見せています。歩行者は横断歩道を横断するときには、横断する意思を明確にするため、手のひらをドライバーにみせる、そのうえで、運転者が横断歩道の手前で一時停止をした際には、お辞儀で感謝を伝えましょうという運動です。大津市においても安全で安心なまちづくりに関する協定書を締結する大津警察署・大津北警察署とより一層、連携・協力を図りながら、「広報おおつ」やホームページ、ライン等からの情報発信等を通じて、「横断歩道ハンドサイン運動」の推進に取り組んでいく必要があると考えます。今後、大津市ならびに大津市教育委員会は大津市交通安全条例の規定を踏まえ、どの様な方針のもと、「横断歩道 ハンドサイン運動」の推進に取り組んでいかれるつもりなのか、答弁を求めます。
答弁:市民
横断歩道ハンドサイン運動の推進に向けた取り組みについてでありますが、本市におきましては、ドライバーに対して、信号機のない横断歩道における歩行者優先の意識向上を図るとともに歩行者に対しましてもドライバーに横断する意思を伝え、安全を確認してから横断することを促すため、交通安全運動での街頭啓発や未就学児向け交通安全カンガルー教室を実施しております。
また、広報おおつ12月1日号の記事においても、横断歩道利用者ファースト運動の推進として、歩行者が横断する意思を伝えることを周知しております。今後も市民の皆様が信号機のない横断歩道において、ハンドサインによる横断意思を伝え、安全に横断していただけるよう、警察、交通安全協会等と連携した街頭啓発や市ホームページ、広報おおつ等による情報発信を行うとともに、児童生徒に対しましても学校と連携した交通安全指導の中で啓発を行ってまいります。