大津湖岸なぎさ公園及びその周辺の魅力とにぎわい創出に向けた取り組みについて( R5. 9)

質問

大津市は令和3年度から4年度にかけて、びわ湖浜大津駅周辺市有施設の利活用の検討に係る調査を実施しました。大津市民会館 ・大津公民館 ・旧大津公会堂 ・スカイプラザ浜大津 ・大津市立図書館において、施設利用者を対象としたアンケートが実施され、今後の方向性を明らかにされています。ここで、大津市が令和4年9月16日に開催された大津市議会総務常任委員会において示された「検討の際に考慮する点」を引用します。

 

・大津の文化拠点エリア、交流結節の有利性を生かす(興行適性の活用)

・購買・飲食施設のスポット配置や市有施設との複合化を図る(周遊性の向上)

・駐車、エリア内移動の経路・手段の最適化を図る(駐車場不足への対応)

・エリア内のホール機能、会議室機能を整理・再編する(機能配置の最適化)

・(仮称)新・琵琶湖文化館、大津湖岸なぎさ公園、大津港などとの相乗効果を高める

(施設間の連携)                      
 
引用は以上となります。

 

大津市は令和2年度、大津湖岸なぎさ公園及びその周辺の魅力とにぎわい創出を目的として、「なぎさ公園周辺魅力向上プロジェクト」を立ち上げました。現在、大津港周辺においては、令和9年度の開館に向けて、県立琵琶湖文化館後継施設の整備が進められており、令和5年度においては、琵琶湖疏水船延伸便実証運行、また、修景緑地を活用して、賑わいを創出するための実証実験も予定されています。滋賀県ならびに民間事業者との連携が効果的に図られることに期待するものです。
 
大津市はびわ湖浜大津駅周辺市有施設の利活用の検討に係る調査結果を踏まえ、大津港・なぎさ公園周辺の賑わい創出に向けて検討を深めていく必要があると考えますが、今後、どの様な方針のもとで当該調査結果を活かしていくつもりなのか。現時点における進捗状況と検討を進めるうえでの課題認識とあわせて答弁を求めます。また、大津市長は令和2119日に執行された大津市長選挙の選挙公報に「図書館と市民会館の再整備の検討」を掲げられていますが、これまでの間、検討された結果を自らどの様に評価されているのでしょうか。見解を伺います。
 

答弁:政策調整部長

1点目の調査結果の活用についてでありますが、調査業務の中で示した「今後の方向性」に基づいて、各施設においてにぎわい創出に向けた検討を深めていく段階であると認識しておりますが、本年7月に整備事業者が選定された(仮称)新・琵琶湖文化館をはじめとする周辺施設の状況も見極めながら、適切な時期に検討を行っていく必要があると考えております。
 
次に2点目の「図書館と市民会館の再整備の検討」結果の評価についてでありますが、アンケート調査の実施や昨年度実施した図書館の利用者団体との意見交換などを踏まえ、ニーズの把握を一定進めてこれたものと評価しておりますが、施設の在り方について幅広い意見があることが確認できたことから、今後も、あらゆる可能性を排除せず、慎重に検討してまいりたいと考えております。

 

再質問 

まず1点目、びわ湖浜大津駅周辺集施設の利活用の検討に係る調査結果の活用について。大前提として、各施設ごとに検討されていかれるべきということもおっしゃられた上で、周辺施設、琵琶湖文化館の後継施設も整備されることから、状況を見極めて今後も検討されていかれるといったような趣旨の答弁でした。ただ、新しい琵琶湖文化館整備されることはもうすでに決定もされていますし、できる検討もあると思うのですよ。引用させていただきましたが、エリア内のホール機能であったり、会議室機能を整理・再編、機能配置の最適化、大津市挙げていただいてます。他にも現時点でやっていただけること多いと思います。今申し上げた点を踏まえて改めてもう一度お考えをお伺いします。
 
2点目図書館と市民会館の再整備の検討についてです。様々なニーズがおありだということを踏まえた中で、今後も慎重に検討されていかれるといった趣旨の答弁でした。もう少し方針等についてお聞かせいただけないでしょうか。

 

答弁:政策調整部長

まず1点目の琵琶湖文化館の後継施設のあり方を見極めながら適切に検討してまいるというところでございます。びわ湖浜大津駅周辺、今後ご存知のように新たに県による新琵琶湖文化館が令和9年12月を目指して整備されます。これから設計されるということもありますので、この整備内容によって、雰囲気など周辺環境も変わることが考えられます。当然議員がおっしゃる通り、できるか検討もあるのではないかということでございますが、他にも公共施設があります。これらの方向性との調和を図りながら相乗効果を生み出していくということが今回、びわ湖浜大津駅周辺エリアにおけるにぎわい創出にとって、効果的なことであって、大切な視点であると思いますので、周辺施設の将来に計画される状況をしっかり踏まえるべきという意味において、県としっかり連携しながら、情報収集にも努めながら、適切に適切な時期に検討していきたいというふうに考えております。
 
次に慎重に検討して参るというところでございますが、初問でも申し上げましたが、あらゆる意見があったというところで、これらの今回、調査結果でえられた全体としての検討の方向性を踏まえるとともに、これまでいただいた多くの方の意見を参考に各施設固有のまたハード、ソフト両面の課題等もございますので、その対応策を検討しながら、今後の施設の具体的な方向性を見出見いだしていくという作業が今後出るというふうに認識しております。

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