不適切な入札・契約事務が相次ぐ理由と再発防止に向けた取り組みについて( R3. 6)
質問
今期通常会議の開会日、中消防署移転新築工事における設計業務の入札に関して、支払い条件と予算措置に不整合が生じたと大津市より報告を受けました。昨年度においては、皇子山総合運動公園陸上競技場改修工事に係る一般競争入札において、相次いで積算の誤りが見つかり、2度にわたって落札決定が取り消された上、再入札に至るという事案が発生しました。
また、今期通常会議に訴訟上の和解を締結するための議案が提出されていますが、大津市立志賀北幼稚園通園バス賃貸借契約において、契約金額を大津市は2台分、契約相手側は1台分と認識していたと報告を受けています。不適切な入札・契約事務が相次いでいることを大津市長をはじめ執行部の皆さんには重く受け止めていただきたいと考えます。大津市長は不適切な入札・契約事務が相次ぐ原因をどのように分析され、再発の防止に取り組まれようとされているのか。見解を求めます。
答弁:総務部長
まず始めに、昨年度から繰り返している入札・契約事務の不手際につきまして、落札者をはじめとした関係者の方々に多大なご心配とご迷惑をおかけする事態となり深くお詫び申し上げます。申し訳ございません。不適切な入札・契約事務が相次ぐ理由といたしましては、職員の入札・契約等に関しての理解が不足していたこと、また、予算要求の段階を含め、部局間における情報の共有及び組織的なチェック体制が十分機能していなかったことが要因であると分析しております。
次に、再発防止に向けた取り組みについてでありますが、入札・契約事務を行う職員誰もが統一的ルールで事務処理を行うことができるよう作成している「大津市職員の入札・契約マニュアル」について、改めて周知徹底を図り、入札・契約事務の基礎知識及び事務の進め方について理解を深めることにより、適切に入札・契約事務が執行できる体制を整えたいと考えております。また、契約事務に係るチェック体制の強化として確認項目をリスト化し、担当者のみならず複数の目により確認する体制を整えることで再発防止に努めてまいります。