三者協働によるバス停のベンチ設置について( H21. 6)

質 問

 平成20年3月に、地域における公共的な取り組みに要する費用への充当を目的とする広告物の道路占用の取り扱いについて、国土交通省道路局長通達が出され、地域の活動主体などが行う道路環境の向上、その他営利を主目的としない活動または事業で、道路利用者の利便性の向上、地域の活性化やにぎわいの創出等に寄与するものについては、広告料をこれに要する費用の一部に充当することが可能となった。バス事業者に代表される地域の活動主体がベンチを整備、維持管理しやすい環境を整えていくことは、大津市総合計画基本構想に掲げられるまちづくりの姿勢、すなわち三者協働の推進につながるものと考えますが、本市は今後、この問題をどのような姿勢で取り組んでいくつもりなのか。

 昨年の9月議会、協働によるベンチの設置について質問をしたところ、同事業は無許可で設置されたベンチの撤去等、道路用地の管理のみならず、都市景観あるいは市民の利便性からも検討すべき側面があるとされ、今後、庁内における適切な担当部署やその事業の実施方法について内部協議を進めていくとの見解を示された。バス停にベンチの寄贈を申し出ておられる団体もあるようだが、何らかの形でこういった市民の声に応えることはできないものか。安全な歩行空間が確保されるということが前提に、これまで実施された庁内及び関係機関との協議結果を踏まえた見解を問う。

答弁:建設部長

 三者協働によるバス停のベンチ設置については、昨年度、市道上において無許可で設置されていたベンチは、通行障害や老朽化による危険性を排除するため撤去を行った。その後の対応については、庁内関係課と調整した結果、今年3月、必要と認められる大津京駅や瀬田駅などの駅前広場のバス停に新たにベンチを設置した。



 それ以外のバス停については、広告物の添加を認め、道路占用物として許可していく方針を確認し、歩道の幅員が確保できることや、設置者の管理能力が認められることなどの条件が満たされた上で、道路占用の申請があれば許可できると考えている。このことから、バス停のベンチ設置を滋賀県バス協会を通じてバス事業者に働きかけ、ベンチの管理者が占用料や維持管理費を捻出するために広告料を徴収できる制度を活用してもらえるよう協議している。

 一方、国道、県道については、市内の7割以上のバス停が設置されていることから、各道路管理者とも不法ベンチの撤去及び撤去後の対応について協議をしている。いずれにしても、バス事業者や地域住民及び国、県等の関係機関と連携を図り、今後国の通達の趣旨を踏まえてベンチ設置の適正化に向けて鋭意取り組んでいきたいと考えている。

関連する 議会活動の
指摘・提言
  • 山中比叡平地域を運行するバス路線の存続と住民ニーズに見合ったダイヤ改正の実現に向けた取り組みについて(R5.12)
  • 誰もが安全に安心して利用できる公共施設の環境整備に向けた取り組みについて(R5.12)
  • 住宅用火災警報器の取り付け支援と設置率向上に向けた取り組みについて(R5.12)
  • 移動等円滑化促進地区の設定ならびに次期バリアフリー基本構想における重点整備地区の拡充に向けた取り組みについて(R5.9)
  • 山中比叡平地域を運行するバス路線の存続と住民ニーズに見合ったダイヤ改正の実現に向けた取り組みについて(R5.6)
  • 次期バリアフリー基本構想における重点整備地区の拡充について(R5.6)
  • 小規模事業者に対するICT・デジタル技術を活用した業務改善・効率化への支援充実について(R5.6)
  • 老人福祉センターの機能充実に向けた取り組みについて(R5.6)
  • 山中比叡平地域を運行するバス路線の存続と住民ニーズに見合ったダイヤ改正の実現に向けた取り組みについて(R5.3)
  • 横断歩道ハンドサイン運動の推進に向けた取り組みについて(R4.12)
  • 比叡平地域を運行するバスの減便が市民生活に及ぼす影響と路線存続に向けた取り組みについて(R4.12)
  • 共生社会の実現推進に向けた取り組みについて(R4.6)
  • 相次ぐ医師の退職が地方独立行政法人市立大津市民病院の運営に及ぼす影響について(R4.3)
  • 新型コロナウイルス感染症による高齢者の「健康二次被害」を防ぐための取り組みについて(R3.12)
  • 共生社会の実現推進に向けた取り組みについて(R3.12)
  • 新型コロナウイルスワクチンの接種・予約体制の拡充及び予約支援体制の充実、強化に向けた取り組みについて(R3.6)
  • 支所が主体となった情報発信のあり方について(R3.6)
  • 事業方針の再検討・早期の明確化が求められるふれあいセンターの今後のあり方について(R3.2)
  • あんしん長寿相談所における組織運営体制の強化について(R2.11)
  • 大津市バリアフリー基本構想のさらなる推進に向けた取り組みについて(R2.9)
  • PCR検査体制の充実に向けた大津市地域外来・検査センターの設置について(R2.6)(R2.6)
  • 公共施設のバリアフリー推進に向けた取り組みについて(R1.11)
  • 共生社会の実現に向けて率先して取り組む課題について(R1.9)
  • 公民館をコミュニティセンター化するまでに取り組むべき課題について(R1.9)
  • 市民病院が公立病院としての使命を果たすために大津市が担うべき役割について(R1.9)
  • 地方独立行政法人市立大津市民病院を設立した大津市が業務の運営に対して担うべき責務のあり方について(R1.6)
  • 地方独立行政法人市立大津市民病院に対する運営費負担金のあり方について(H31.2)
  • バリアフリー、ユニバーサルデザインの推進に向けた取り組みについて(H30.11)
  • まちづくり協議会がコミュニティセンターの運営を担う上での課題について(H30.6)
  • 市民センター機能のあり方について(H29.11)
  • バリアフリーのさらなる推進に向けた取り組みについて(H29.2)
  • ケアセンターおおつの今後のあり方について(H28.9)
  • 古都大津に相応しいJR大津京駅前広場の実現に向けた取り組みについて(H28.6)
  • だれもが安心して利用できる公共施設の整備に向けた取り組みについて(H28.6)
  • ケアセンターおおつの民営化が市民病院の地方独立行政法人移行に与える影響について(H28.2)
  • ケアセンターおおつの民営化が市民病院の地方独立行政法人移行に与える影響について(H27.11)
  • 介護予防・日常生活支援総合事業の実施に向けた取り組みについて(H27.6)
  • バリアフリーのさらなる推進に向けた取り組みについて(H27.6)
  • 市民センター機能等のあり方検討事業について(H27.2)
  • 「ふれあいの家」の整備促進に向けた取り組みについて(H26.11)
  • 健康寿命の延伸に向けた取り組みについて(H25.11)
  • 健康おおつ21の推進に向けた取り組みについて(H25.2)
  • 介護老人保健施設ケアセンターおおつのあり方について(H24.12)
  • 健康寿命の延伸につながる事業のあり方について(H24.9)
  • 健康寿命の延伸につながる取り組みについて(H23.11)
  • 農薬の適正使用に向けた取り組みについて(H23.9)
  • 市有施設等における農薬等の適正利用と室内環境における化学物質対策について(H23.2)
  • 農薬使用の適正化に向けた取り組みについて(H22.11)
  • 協働によるベンチの設置について(H22.2)
  • 化学物質過敏症対策の推進について(H21.6)
  • 三者協働によるバス停のベンチ設置について(H21.6)
  • 介護予防事業について(H21.2)
  • 大津市のホームページについて(H20.9)
  • 協働によるベンチの設置について(H20.9)
  • おおつSNSについて(H20.6)
  • 無許可ベンチについて(H20.6)
  • 認知症サポーターの育成について(H20.2)