コンパクトシティ実現に向けたJR大津京駅前市有地の利活用について( H28. 9)
質 問 |
平成28年6月通常会議において、暫定的な土地利用が常態化しているJR大津京駅前における市有地の現状と課題について指摘を行いました。大津市においては、平成18年に策定された駅前広場整備計画について見直しの方針を示されるとともに、新たな整備計画のもと、民間活力の導入も視野に入れ、まちの活性化に資する事業に取り組むべきとの提言に賛同されたことは、人口減少社会を見据えたコンパクトな都市形成に向けた決意のあらわれと評価するものです。
大津市長は答弁において、平成29年度からを取り組み期間とする次期大津市都市計画マスタープランを踏まえて検討していく意向を示されたことを踏まえ、JR大津京駅前市有地の整備方針について質問を行います。大津市は、都市計画マスタープランの検討資料において、JR大津京駅前周辺における土地利用については、都心エリアの商業地として、大津京周辺、大津駅、県庁周辺エリア、大津百町エリア、琵琶湖及び湖岸とびわ湖ホール、膳所駅周辺を一体として中枢業務機能や広域的な商業機能、観光交流、行政機能などの高次な都市機能の集積を図る方針を示されています。
また、地域別構想基本方向案においても、医療・福祉・商業機能等の集積度が高く、利便性の高い交通結節点を有し、地域の自然や歴史資源と調和した拠点を形成することを方針として掲げていますが、駅前市有地の利活用を効果的に図るためには、市民ニーズや民間事業者の参画意欲の把握が必要となります。駐車場としての暫定利用が続く西口については、地域住民を対象としたアンケート調査の実施や民間事業者との対話を通じて広く意見を求めることで、実現性や市場性を把握していくマーケットサウンディング調査の実施を提言するものですが、大津市はJR大津京駅周辺において持続可能でコンパクトなまちづくりを実現するに当たり、今後どういった取り組みが必要になってくると考えているのか。湖都大津の玄関口にふさわしい駅前整備の実現に向けた市長の意気込みとあわせて見解を求めます。
答弁:建設部長 |
コンパクトシティ実現に向けたJR大津京駅前市有地の利活用についてのうち、JR大津京駅前市有地の整備方針についてでありますが、本年6月の通常会議においても御答弁申し上げましたとおり、平成18年に策定したJR大津京駅前広場整備計画の見直しが必要であることから、今年度から駅前広場の規模の算定に必要となる将来乗客数の推計、周辺施設の現況、駅利用状況などの調査を進めてまいりたいと考えております。
今後、この調査結果をもとに、駅前広場整備計画を再検討するとともに、駅前広場周辺の効果的な利活用に関しましては、議員お述べの次期都市計画マスタープランを踏まえ、求められる都市機能について、民間活力の導入も視野に検討してまいりたいと考えております。