わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025の開催を契機とする共生社会の実現に向けた取組みについて( R6. 9)
質問
令和6年度、わたSHIGA輝く国スポ大津市競技別リハーサル大会が大津市内各地の会場で開催されています。それぞれのお立場で大会の会場設営や運営支援にあたってくださっている皆様に心から敬意を表させていただきます。大会を観戦させていただくため、競技会場となった滋賀ダイハツアリーナ、ウカルちゃんアリーナ、大石緑地スポーツ村テニスコート、関西みらいローイングセンターを訪問させていただきました。駐車場から会場入り口までの動線、観覧席周辺やトイレなどを対象として、私なりの視点でバリアフリーのチェックを行いましたが、改善が期待される障壁が見受けられました。大津市においても、リハーサル大会の開催を通じて気づかれた課題や問題点などを所属の枠組みを越えて共有いただき、令和7年度に大津市内で開催される競技の会場設営や運営支援にいかしていただきたいと考えますが、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025の開催に向け、今後どの様な方針のもとで競技会場におけるさらなるバリアフリーの推進に取り組まれていくつもりなのでしょうか。
また、大津市は令和5年9月、大津市障害者差別解消支援地域協議会、大津市障害者自立支援協議会差別解消部会と共に、正当な理由なく障害を理由とする差別の解消を目指し、大津市独自の合理的配慮の提供事例集を作成されました。わたSHIGA輝く国スポ・障スポのレガシーとして、大津市内において合理的配慮の提供に対する理解が一層深まり、共生社会のさらなる実現を目指すためにも、合理的配慮の提供事例集を広く活用いただきたいと考えます。
これまでの間、障害を理由とする差別の解消の推進に関する大津市対応要領に基づき、大津市職員に対して研修や啓発に取り組んでこられたと承知していますが、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025の開催に向け、大津市はどの様な方針のもとで合理的配慮の提供に対する市民、事業者の理解を深めていくつもりなのか、見解を求めます。
今年度に開催される「SAGA2024国スポ・全障スポ」においては、佐賀県で心地よい時間を過ごせるよう、年齢・性別・国籍・障がいの有無などに関わらず、みんなが自然に支え合い心地よく過ごせる、佐賀らしいやさしさのカタチ「さがすたいる」の想いをもとに、みんなで 心のバリアフリーを広めていくことを広報されています。SAGA2024国スポ・全障スポのYouTubeチャンネルで公開されている『障がいのある方への接し方~佐賀らしいやさしさでお迎えしましょう~』を視聴しましたが、物理的なバリアフリーのみならず、相互に理解を深めようとコミュニケーションを取り、支え合うことが「心のバリアフリー」であることについて理解を深めることができました。大津市においても滋賀県と連携を図りながら、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025の開催を契機とし、「心のバリアフリー」を広めていくことについて、見解を求めます。
答弁:政策調整部長
1点目の競技会場におけるさらなるバリアフリーの推進についてでありますが、今年度、リハーサル大会を順次開催しており、施設面におけるバリアフリーについては、必要に応じて仮設での対応を行うほか、運用面においても、車いすやベビーカーの利用者を積極的にエレベーターへ案内するなど、職員による対応も行っているところです。リハーサル大会で得られた課題を整理し、本大会に向けて会場レイアウトや動線の見直しを行うとともに、業務マニュアルの改善や従事職員説明会を通じて、職員に共有してまいります。
2点目の合理的配慮の提供に対する市民、事業者の理解を深めていくことについてでありますが、本市では、年齢、性別、障害のあるなしにかかわらずできるだけ多くの市民・事業者が参加し、夢や感動、連帯感を共有する大会の実現に向けて取組を進めております。
併せて、本市が公募している運営ボランティアへの研修会においては、「障害者に対しての合理的配慮の提供事例集」等を活用してまいります。
3点目のわたSHIGA輝く国スポ・障スポの開催を契機とし、「心のバリアフリー」を広めていくことについてでありますが、今月から開催される佐賀国スポの取組を参考に、本市の具体的な取組を検討してまいります。