2月通常会議

2月21日、令和2年2月通常会議が開会する。提出された議案のうち、「大津市スポーツハウス・リバーヒル大石条例を廃止する条例の制定」は、赤字経営が常態化していた宿泊施設を廃止するための議案であり、大津市が行財政改革を推進するうえにおいて、避けて通れない決断であると評価するものです。
 
私が施設運営のあり方を初めて議会で取り上げた平成21年当時、施設名は「スポーツハウス」でなく、「サイクリングターミナル」と呼ばれていました。
この宿泊施設が竣工した平成6年当時、瀬田川南部地区は滋賀県のリゾートネックレス構想において重点整備地区の一つとして位置づけられ、豊かな自然や歴史文化を活用した都市近郊型リゾート地として整備を進めようとする「瀬田川南部地区リゾート整備事業」が推進され、大津市が出資する第三セクター、瀬田川リゾート株式会社もまだ解散されていませんでした。
 
当時と今ではこの施設を取り巻く社会状況は全く異なっており、「サイクリングターミナル」という施設の性格上、条例が定める事業の内容には「サイクリングのための自転車を貸し出すこと」が含まれていました。
施設運営の実態を調査するため、いち利用者として自転車の貸し出しを受けて周辺をサイクリングしたこと、また、旅館業法上の課題を指摘したうえ、改善を求めたことなどが思い出されました。
 
参考:大津市HP「大津市スポーツハウス・リバーヒル大石」の建物・土地の活用意向調査を募集します
 

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