【討論】
6月29日、6月通常会議に提出された議案の討論・採決が行われました。不適切な事務処理が原因となって議会に提出された、平成28年度大津市下水道事業会計補正予算については、会派を代表して私が討論を行いました。
議案143号 平成28年度大津市下水道事業会計補正予算(第1号)
契約場所と異なる場所において施工された、平成27年度黒津排水路雨水幹線管渠築造工事については、工事請負費として工事代金を支出することは、不適切な行為を追認することになることから、資産購入費として支出する補正予算案が議会に提出をされました。
不適切な事務処理を行ったのは発注者である大津市企業局であり、工事を請負った施行者に対しては、工事代金は早期に支払われるべきと考えます。
以上が当該予算案に賛成する理由です。
以下、緊急質問での答弁を踏まえ、申し上げます。
事件の発覚から議会に報告がなされるまでに2か月半近くを要しています。
対応方針を決定するのにあたって、結果として時間を要したとのことでしたが、契約と異なる場所において施工された事実をまずもって議会に報告されるべきであったと考えます。
今までに一度も聞いたことがないこと、また、程度のはなはだしいことを「前代未聞」といいますが、この度の事件は、まさに「前代未聞」であり、不適切な事務処理の隠ぺいを企図し、検査に臨んでいた事実を大変重く受け止めています。
市長・副市長・公営企業管理者におかれましては、今、議場におられる部局長はもとより、それぞれの所属で職務を遂行されている全ての職員の皆さんが当事者意識をもって、より良い職場風土を作り上げていけるよう、また、相当な危機感をもって再発防止策を講じられと申し上げ、討論とします。