【唐戸市場】
10月24日、生活産業常任委員会の視察にて、下関市地方卸売市場・唐戸市場を訪問。観光・交流機能の現状と課題などについて調査をおこないました。山口県下関市においては、水産業活性化特区の指定を受けられるなど、民間活力を活かした市場運営が行われており、視察当日も多くの観光客で賑わっていました。
この10月には同市場で実施されている「唐戸魚食塾」が農林水産省から表彰を受けられるなど、食文化の発展や食育の推進にも積極的に取り組まれています。
この事業は、魚の専門家から講義を受けた後、場内の魚食普及センター(調理実習施設)で調理をし、食事をするという、楽しみながら魚食を学べる講座であり、運営はボランティアスタッフによって行われています。
また、場内においては保健所との連携によって衛生管理の高度化を図られるなど、市をあげて活性化に取り組まれているのが印象に残りました。
現在、大津市においては、大津市公設地方卸売市場のあり方検討委員会が設置され、地域の生鮮食料品等の流通拠点として果たす役割を検証するとともに、今後のあり方に関して必要な事項などについて検討が行われています。
今回の視察結果を踏まえ、生活産業常任委員会においても、今後のあり方について議論を深めてまいります。