【健康寿命の延ばしかたセミナー】

 滋賀医科大学、龍谷大学、立命館大学、大津市、草津市、滋賀県から組織される「知の連携プロジェクト実行委員会」の主催で開催された「健康寿命の延ばしかたセミナー」を受講する。加齢に伴って起こる骨格筋量の減少と筋機能の低下を表す「サルコペニア」の予防については、筋横断面積と総筋繊維数の減少が著しくなる40代からの取り組みが重要であり、当事者意識のなかった自分自身の日常生活をあらためて振り返る機会となりました。

筋肉が少なくなると骨への刺激が少なくなり、骨密度も低下していくことから、骨粗鬆症の原因となり、寝たきりの生活を招く恐れがあります。また、体内の糖分の保管場所はほとんどが筋肉であり、血糖値の調整も行われていることから、糖尿病との関連も指摘されています。

運動器の問題により介護のリスクが高まった状態を「ロコモティブシンドローム」といいますが、青年世代からの運動不足がサルコペニア、ロコモティブシンドロームにつながり、健康寿命の延伸を阻害する要因になることを、より効果的な方法をもって周知していく必要があると感じました。

 

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