市営葬儀に係る各種物品の準備について( H20. 12)
質 問 |
市営葬儀に係る各種物品の準備については、喪主側が直接依頼されることを前提とされ、状況によってやむを得ないと判断された場合のみ、葬儀事務所から業者に対して連絡がなされているのが現状であると認識している。
現在、大津市と協力店との間に物品売買契約書は存在せず、葬儀事務所は単価について関与すべき立場にないと考えるが、先日身内が亡くなり、遺族が協力店で遺影準備を行った際に感じたことは、「一定の価格範囲が存在するのではないか」というものであった。大津市は、遺影の準備をめぐる市営葬儀の現状をどのように認識されているのか。これまでの経緯、また他の物品の準備状況を踏まえて見解を問う。
答弁:市民部長 |
遺影写真の準備に対する現状認識についてですが、市ではこれら物品を御遺族に直接注文していただくことを原則としており、お忙しい御遺族へのサービスの一環として、お求めに応じ協力店名簿をお渡ししている。しかしながら、ギフトや生花等の協力店数が多く、それぞれ地域に根差した営業活動を展開されるのに対し、遺影に関わる協力店は市内中心部に集中して営業されており、あわせて協力店の総意として遺影の取り扱いを輪番制にしてほしい旨、強い要望を受けたことから、御遺族自ら発注されることが困難な場合に限り、順番による業者が受注している。なお、価格については、各店が決められるもので、市は一切関与しておりません。今般、一業者が不適切な説明を行い、誤解を生じましたことに対しては、協力店としての自覚を再認識するように厳しく指導した。なお、この受注方法は、協力店からの申し出による協議をたびたび重ねての運用であるが、今後は他の各種物品の発注状況も踏まえ、入札制度への切り替えや指定管理者制度の導入に向け検討していきたいと考えている。
再問 |
価格に対して関与はしていないということであったが、事前に入手した資料によると、5月23日付け、「市営葬儀遺影写真に関する協力店との確認事項」ということで、大津市営葬儀事務所名で参考料金の実施ということを謳われている文書があり、いずれかの段階では参考料金という概念が存在していたことは否定できないと思う。今の答弁は、現時点ではもうそういうこともないし、これからもそういった心配はないと解釈してよいのか。
答弁:市民部長 |
現時点については大変クリアにやっており、参考料金というふうなものは一切存在もしないし、あくまで担当業者の自主性にお任せしている。