討論

9月26日、8月通常会議提出議案のうち、決算関連議案を除く議案の採決が行われました。議題となった「市立逢坂保育園の在り方の再考を求める決議」に対して、賛成の立場で討論を行いました。
 

 

大津市は令和6年度 保育所・認定こども園・地域型保育施設利用の手引きにて、逢坂保育園を下記内容にて紹介されています。
 
「大津市立で唯一の未満児保育園です。安心できる大人との関係を基盤にし、こころも身体もたくましくをテーマに保護者との連携を大切に保育を進めています。」
 
しかしながら、大津市は事前に園職員や保護者に相談されることなく、休園を決定事項として伝えられたと承知しています。 
 
また、大津市立保育園においては、日々の保護者との緊密な連携はもとより、園の近隣の人たちや学校園、関係機関との関係を深めながら、地域の子育て支援の拠点として、開かれた保育園づくりに努めていることを市のホームページでも公表されています。
 
決議案においても述べられていますが、休園に至るまでの経過を踏まえ、大津市は逢坂保育園のあり方をあらためて再考されるべきと考えます。
 
また、大津市は令和33月に「大津市立幼稚園・保育園のあり方の方針」をあらためて見直しされています。
大津市立認定こども園への移行についても検討が行われたと承知していますが、大津市立保育園のあり方については、大津市が掲げる幼児教育・保育の基本理念を踏まえ、全市的な方針に基づき決定されるべきと考えます。
 
加えて、大津市は同園を休園する方針を市議会に伝えるにあたり、「非効率な保育士の配置」という表現を用いて、逢坂保育園における職員の人員配置を説明されました。0歳時から2歳児までを対象とする小規模園であるがゆえの人員体制であるにも関わらず、待機児童数の減少を主眼におかれたにせよ、設置者である大津市自らが「非効率」と表現されたことに本当にそれでよいのかと強く感じました。
 
提出された決議案でも述べられていますが、この度の休園決定に至る経緯・経過を踏まえ、大津市立保育園に勤務されている保育士等の離職者を増やすことにつながらないかと危惧するものです。
 
これらのことを踏まえ、私は決議案に賛成しました。
なお、当該決議案は賛成少数につき、否決されました。
 
リンク:大津市議議会 議案の一覧・結果(令和6年度) 

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